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不動産広告のしくみと流れ

不動産会社が行う広告活動

売主様からマンション売却の依頼を受けた不動産会社は、自社の顧客や他の不動産会社へ情報を提供し買い手を募ることになります。情報提供の方法は様々ですが、他会社向けにはレインズへの登録、買い手に直接PRする方法としてはチラシの配布や店頭でのディスプレイ、インターネットサイトへの登録や自社ホームページへの掲載が挙げられます。

これらの広告宣伝費は、仲介手数料に含まれており不動産会社の負担となるのが一般的ですが、中には仲介手数料とは別に費用を請求してくる会社もあります。契約時に確認し、どちらが負担するのか明確にしてくと安心です。

マイソクとは

不動産会社が提供する情報の一つに「マイソク」と言う資料があります。マイソクは、物件の間取りやメリットなどを盛り込んだ買い手向けの広告資料です。このマイソクの良し悪しで物件の第一印象が決まるといっても過言ではありません。マンション売却を左右する物件の顔とも言える資料ですから、当然不動産会社も力を入れて作成します。逆にいえば、このマイソクを見れば不動産会社の売却にかける意気込みを図ることができるのです。

通常マンション売却の際のマイソクは、間取りや立地などの物件情報のほかに、物件のメリットやカラー写真を掲載し、買い手の目を引く構成で作成されることがほとんどですが、なかには、おおざっぱな間取りと物件情報が記載されているのみで、意欲の感じられないマイソクを作成する会社も存在します。これでは買い手に相手にされません。自身の物件がきちんとPRされているかどうか、マイソクに目を通しておくことをお勧めします。

宣伝活動の透明化

専任媒介の場合、不動産会社には売主様に対して広告活動の報告義務がありますが、より良い広告活動には売主様から不動産会社へのアプローチも大変有効です。物件の魅力を一番熟知しているのは他の誰でもない売主様です。不動産会社の担当者が見落としている売り込みポイントもあるかもしれません。

また、どのような宣伝活動が行われているのか知ることは、不動産会社自体の姿勢を知ることです。積極的に買い手を募り、懸命に売り込み活動を行っている会社であれば、どのような広告を展開しているのか自信を持って開示してくれることでしょう。しかし、売主様がマイソクや情報の掲載状況を問い合わせても教えてもらえない場合、不動産会社が有効な広告活動を行っていない可能性があります。

不動産会社の広告活動を知る目安として、レインズへのマイソク登録の有無が挙げられます。レインズへのマイソク登録は任意となっていますが、他の会社に向けて物件を紹介するのに、間取りやメリットを記載しないのは明らかに不親切です。登録証明書を確認し、もしレインズにマイソクが登録されていなければ、不動産会社に登録するよう要請するか、最悪不動産会社自体を見直す必要があるかもしれません。

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